かけるかな

もののあはれ

ハイパーコンセプチュアルエンタテインメント・NEWS「NEVERLAND」

梅雨入りの報せがあり、だんだんと夏の足音が聞こえる今日このごろ。

それとともに全国各地の夏フェスのラインナップが出揃ってきて、今年はフジロックフェスティバル2日間をキメることにして、先日、道中をご一緒する高校の友人たちと1stミーティングを行い、頭の中はすっかり屋外で音楽を聞きながら飲酒することになってしまっているのだが、このたび、7年ぶりだかにオタクへと出戻りした大学時代の後輩ちゃんにお誘いをいただき、ちゃっかりNEWS LIVE TOUR 2017「NEVERLAND」へ参加してまいりました。 

 

今回はアルバムツアーということで、3月に発売されたアルバム『NEVERLAND』をまず予習として聞いた。これがさながらディズニー映画のサウンドトラックのような、ハイパーコンセプチュアルアルバムだった。

アルバムはM-1『“The Entrance”』から始まり、M-16『“To Be Continued...”』までに、本作のテーマである「NEVERLAND」を印象付ける全5曲(全5つ?)の朗読(というのが正しいのかわからないけれど!)を挟んでおり、それはもうシャッフル再生絶対NGなガッチガチのキメッキメな構成である。

ひととおり聞いて驚いたのがその完成度の高さ。本作のようにコンセプトをがっちり固めてしまうと、たとえば楽曲が似たようなイメージの曲ばかりになってしまい、全体的に薄味になる危険性や、さらにその方向性がリスナーの趣味と乖離していた場合、「好きじゃないアルバム」になってしまう危険性を孕んでいるものだ。けれどもこの『NEVERLAND』はそのコンセプトを踏襲した楽曲(印象としては、ややダーク寄りのキラキラメルヘン感)を揃えながらも、多彩かつキャッチーなメロディで、聞いていて飽きさせず、どの曲も耳に残りやすい。シングル曲がこの中で浮くことなく自然と馴染んでいるのも驚いた。

さらに、収録時間も51分(初回盤の場合)となかなかのボリュームでありながらも、そのようなメロディーのキャッチーさのお陰で1枚通してスルっと聞くことができて、気がつけばリピート再生している有様だった。

すでにアルバムを聞いた時点で、ツアーの映像が浮かび上がってくるほどのハイパーコンセプチュアルっぷり。俄然楽しみになった。

ちなみに、このアルバム収録曲以外のNEWSの楽曲はシングル曲をテレビで見て知っているのと、以前「NEWS LIVE TOUR 2012 ~美しい恋にするよ~」のDVDを見せてもらった程度だ。

 

アルバムを聞いたのがコンサートの2週間ほど前。通勤時間の半分以上は『NEVERLAND』を聞いて過ごした。

そうして迎えたコンサート当日。元旦にHey! Say! JUMPを見に来た以来の東京ドームだ。いつものようにアルコールで気分をドーピングすると、グッズはほとんどみんな買い終わった後ということもあって列がほとんどなかったので、とりあえずペンライトが欲しくなって購入。珍しくかなり余裕をもって会場入りできた。

なぜだか大きい会場だと90%下手側の席が当たることが多いのだが、今回は限りなく正面に近い上手寄りのスタンド席であった。初めて見るアイドルを正面から演出もろともきっちり見ることができるのは大変にうれしい。会場内には「N」「E」「V」「E」「R」「L」「A」「N」「D」の文字が中に入れ込まれたバルーンのようなものが浮かんでいたりと、アルバムから受けた印象通りの「ややダーク寄りのキラキラメルヘン感」が演出されていた。とってもかわいいので、この時点で気分はホクホクだ。

 

わたしは初回盤しか聞いていなかったので、メンバーのソロ曲はコンサートが初見かつ初聴だったのだけれども、加藤シゲアキさんのソロ曲がジャニーズのアイドルの曲としてはすごく面白い試みの音だなと思った。打ち込み系の曲で、言うなれば軽めのMura Masaみたいだった。今思い出したけど、加藤シゲアキさんもわりと音楽が好きな人だから、こういう音が好きなのかもしれないですね。そこからアルバムでも打ち込みが印象的な『Brightest』への繋ぎは、スタイリッシュで素敵だった。

セットリストは基本的にはアルバムをベースにしながら、合間にシングル曲などを挟んでいくスタイルだったけれど、緩急がきっちりと付いていて、盛り上がるところでうまくキャッチーでアイドル感の強い曲を挟んでいた印象。だからアルバム収録曲以外のところでコンサートがブツ切りになる印象もなく、極めて自然に進んでいた。

MCでは和気あいあいとしながら、加藤シゲアキさんのソロ曲を他3名がイジってみたり、NEWSのことあんまり知らないけどすごい笑った。めちゃくちゃに笑った。MCって結構眠くなることも多いけど、あまりに面白かったのでだいぶ覚醒していた。このときの3名で歌い踊った加藤シゲアキさんのソロ曲が最高だったから映像化の際はカットせず収録されることを願っている。

手越祐也さんのソロ曲はちょっとアイドルこれやって大丈夫なの…?と戸惑いもあったが、突き抜けたエンタテインメントは見ていて爽快だ。演出でいきなりベッドが出てきたもんだからちょっと笑ってしまったけど、あのベッドがどのようにハケていくのか気になって、手越さんが去った後もベッドを双眼鏡で眺めてしまった。真っ二つに分かれてハケていきました。

手越祐也さんと増田貴久さんがばかみたいに歌がうまいのは知っていたけど、小山慶一郎さんと加藤シゲアキさんの声も良いスパイスになっていて、とてもバランスの良い4人だなという風に思った。

あとは、音源の時点でエモさがすごかった『U R not alone』。アルバムの締めに収録されているこの曲、コンサートでもラストに歌われるんだろうなと思っていたらやっぱりそうだったけれど、想像を絶するほどのハイパーエモソングになっていて、だいぶグッときた。アイドルが歌うこういうメロディと歌詞はマジで強いと思っているから、アイドルに曲を提供する方はぜひこのような強めのエモ曲でオタクの感情を揺さぶってほしい。

 

アンコールはなかったけれど、アルバム通りに『U R not alone』で締めるのがいちばん美しかっただろうから、最後はみんなで合唱したりして、まさしく大団円!なセットリストだし大満足。18時開演で、気がつくともう21時前。エッ3時間近くやってたの…全然長く感じなかった…。

メンバーがハケて、客電がついてからも鳴りやまない「NEWS!NEWS!」の歓声に、再度メンバーが出てきてくれたけど、泣いているメンバーもいて、わたしでも最近いろいろあったことは伺い知っているので、「もう~~~~ほんとにだいじょぶだよみんな~~~」とボソボソつぶやいていました。これはただの茶の間を主な拠点にしているいちオタクが勝手に思っているだけのことだけど、アイドルはね、というか、人前に出てみんなを元気にする仕事の人たちはね、オタクやファンにいつも幸せを与えてくれている分、あなたたちもどうか幸せで、と願っているので。こうして素敵な曲を聞かせてくれたり、素敵なコンサートを見せてくれたりすることが、本当にありがたいことなので。わたしも音楽を好きになって、アイドルにはまったりして、かれこれ15年くらい、さまざまな理由でもう見れない人たちや、もう新しい音を聞けない人たちが何人も何組もいるんだけど、何よりもそれがいちばん悲しいことだから。どうか健やかに、楽しく生活して、もっといろんな音を聞かせて、景色を見せてほしいなって思っています。加藤シゲアキさん、小山慶一郎さん、手越祐也さん、増田貴久さん、ツアーおつかれさまでした最高でした!!!また会う日まで達者でな!!!

 

ハァ~~~~~ドリーミーでポップでキュートでクールでハッピーなコンサート「NEVERLAND」、マジでサイコーだった。

 

あとこれだけ言わせてください。

増田貴久さんめっっっちゃくちゃかわいいね?!?!?!?!?!