かけるかな

茶の間からポエム

アラサー女の音楽フェス荷物考

一年の半分くらいを「フジロックガー、ナエバガー」と騒いでいる *1 こともあってか、友人知人に「初めてフェス行くんだけど何に気をつけたらいい?」って聞かれることが増えてきたので、そのとき用のメモ兼個人的な備忘録。 

 

はじめに

四六時中、津々浦々でフェスが開催されている近年。まず行くフェスがどういうやつかを確認しましょう。季節(暑さや雨の頻度・虫の多さ)、会場の場所(山とか海とか)でだいぶ変わるのでそれ相応の準備をしていくと快適に過ごせると思います。

ひとまず、わたしが行ったことのある中で、特に有名なフェスや特色あるフェスを抜き出してみました。たいてい荷物や心構えの問い合わせを受けるのはこのあたりだったりするので、参加されるのがどのようなものなのか、軽く知っておくと便利です。

7月末に山奥で3日間(前夜祭含めると4日間)オールナイト開催される。チケット高いし、宿は取れないし、近いところの駐車券も取れないし、雨は降りやすい(近年は結構晴れが多いとはいえ、降り出すと豪雨になる危険性も)し、虫は多いし、ホスピタリティは低め。2010年は岡本圭人さんが観客として参加していたことで有名。伊野尾慧さんは過去のオフィシャルTシャツを着ていた実績があるが、BEAMSでも買えるやつなので、参加はしていないと勝手に予想。

8月頭に茨城県のだだっ広い公園で開催。各種メディアで邦楽フェスの雄とされることも多く、実際にJ-POPの大物が出ることも。それゆえチケットは毎年争奪戦で、確実にゲットしたいなら初期の先行でチャレンジが必要だけど、訓練されたジャニオタは余裕で取れる。なぜなら最初の先行予約で申し込めばいいだけだからです。ホスピタリティはかなり良く、初心者向けとも言われるけれど、雨があんまり降らなくてクソ暑い。近年ではアイドルがかなり出るようになり、間口は広がっている様子。

8月のだいたいお盆過ぎに幕張メッセ千葉マリンスタジアムで2日間開催される。東京会場と書いたのは、出演者をほぼ入れ替える形で大阪でも同時開催しているからですが、大阪会場のことはわかりません。東京会場では金夜の前夜祭と土夜のオールナイト部門も開催されることが多い。近年は比較的EDM寄りのメンツを固める日、ゴリゴリのバンドを固める日と、ターゲットを狙った日割りにしている印象。マリンスタジアム方面は屋外で暑いが、メッセの中は屋内なので最高に快適。ただしフードエリアも屋内なので飯のにおいが充満している。2017年は堂本剛さんと欅坂46の出演も発表されている。かつてTOKIOが登場した年には、私のTLが祭りになった。

  • ROCKS TOKYO(実質METROCK)

かつてMETROCKと同じ会場で、時期も同じ春に開催されていたので、主催者は違うけれど、勝手ながら、実質メトロックとして良いでしょう。2017年は関ジャニ∞も出演したことで話題になった。都心からもアクセスがしやすく初心者向けと言えるが、私がROCKS TOKYO時代に参加したときはめちゃくちゃ雨に降られ、足元が泥だらけになった。岡本圭人さんは確か2016年のMETROCKにも参加実績あり。丸山隆平さんも2015年に参加し、のちにMステにてJHF(人生初のフェス)と発言し公表している。

ゴールデンウィークの始まりとともに仙台の山中で行なわれる。桜前線と合えば、満開の桜の中で音楽を聞きながらビールが飲めるのが最大の魅力。開催時期と立地の関係上、晴れれば昼間は暑いが、夜はダウンを着こむほど寒い。ラインナップは、勢いのある若手バンドも多数出演するが、ベテランバンドのセレクトの渋さはある一定の層のツボをかなり突く。それゆえ客層の年齢は比較的高め。千葉雄大さんのJHFとしても名高い。

完全屋内型の冬フェス。幕張メッセにて12/28~31(31日のみ、翌早朝まで)の開催。装備に関しては屋内なので非常にイージーモードと言えるが、季節柄インフルエンザとノロウイルスに要注意。生田斗真さんがしばしば目撃されていることで有名。

以上、代表的なものを羅列してみたけれど、全国各地で開催されるものも大抵はこのどれかに当てはまったり、このうちのいくつかの特徴をつなぎ合わせれば網羅できると思います。では、それを踏まえて荷物について考えます。アラサーの女、モッシュはしない、虫に刺されやすい、が特徴の私です。

 

服装

外だと日に焼けたり、虫に刺されたり、汗かいたりするので、Tシャツとショートパンツにレギンスがいちばん機能的でメジャーだと思いますが、そういう制服ばっかり着た利便性機能性BBAが増えてもつまんないので、別にモッシュピットでもみくちゃになるわけじゃないならオシャレすればいいです。雨が降りそう、かつ、雨が降ると沼化するフェスではマキシワンピの裾が汚れちゃうので、その点だけ気を付けて!私は通気性がほしくて最近はワンピースで行くことが増えてきました。

 

たくさん歩くので、疲れないものであればなんでも。履きなれたスニーカーが一般的ですが、私は雨が降りやすい山のフェスに行くことが多いのと、母親から「足もとは雨からしっかり守れ」という教育を受けてきたので、雨に降られた場合を必ず想定します。その場合の選択肢は2択。ゴアテックスなど防水のしっかりしたトレッキングシューズか、長靴。長靴の場合、ずっと履いていると蒸れてしまうので、パッカブル(小さく折りたためる)のものを持って行き、雨が降ったときに履きかえる手もあります。モッシュピットに行かないのであれば、脚が踏まれる心配もありませんし、スポサンもいいと思います。

 みんな大好き野鳥の会の長靴。たためるので便利。わたしも愛用中。

 みんな大好きメレルのカメレオン。トレッキングシューズならローカットだと雨が入ってしまう危険性が高くなるので、ミッドカットくらいがいいと思います。

 サンダルだとKEEN率が昔から高いイメージ。

 

雨具

野外フェスなら持っていきましょう。ROCK IN JAPANやMETROCK程度ならその辺のホームセンターで買える透明カッパで十分です。山のフェスで雨が降り続くようなところだと、きちんとした雨具があるといいです。ポンチョ派と上下別のレインウェア派がいます。ポンチョは着脱が楽で荷物ごと雨から守れるけど、足元がどうしても完全に守られないのが弱点。上下別のレインウェアは、上下とも着れば風雨はほぼ完璧にしのげますが、荷物が濡れちゃうのと、コストがかかるところが難点。ゴアテックス神話がありますが、アウトドアブランドが独自で出してる防水機構のものでも大丈夫だと思います。ゴアテックスを買うなら、コスパ最上級はモンベル。ほかはパタゴニアでもマムートでもエーグルでもどこのでも値段が跳ね上がります。わたしは社会人一年目のときに、店員さんに「フジロック1日くらいならゴアじゃなくて十分ッス」って言われてゴアじゃないやつを買って未だに使っていますが、まだ問題なし。

→追記。2017年のフジロックの雨(特に2日目、1秒も止まずずっと霧雨のようなものが降り続いている)で6年目のレインウェア、ついに浸水。きちんと防水スプレーをかけていかなかったというのも原因のひとつかもしれません。そんなわけでパタゴニアのポンチョを買い足したので、今後は天候や場所に合わせて二刀流にしたり、片方だけ持って行ったりしようかと思っています。

ポンチョならアウトドアブランドもよく見るけど、最近増えてきたのはkiuとか。ポンチョの場合は足もとがあいちゃうので、長靴との相性が良いと思う。

 レインウェアはゴアじゃなくてもアウトドアブランドからいろいろと出ています。上だけ買うとお尻が濡れて悲しい思いをする*2ので、上下セットで買いましょう。

HELLY HANSEN(ヘリーハンセン) ウィメンズ スカンザヘリーレインスーツ BN(ボーダーネイビー) M HOW11800

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カバン

大きな荷物はクロークに預けたり宿やテントや車に置いたりして、小さなバッグに最低限の荷物を入れて持ち歩くのが鉄板かと思います。最低限の荷物については後述します。ずっと疑問なんですけど、フェスの最前列の人たちって荷物は持ち込んでるんですかね。フェスで多いのがウエストポーチとかボディバッグなど。でもフジロックのようにホスピタリティが低めのフェスは持ち歩く荷物が多くなるので、リュックの人がかなり多いイメージです。

MEIとかよく見かけたねえ。今年はサコッシュで来る人も増えそうな気がする。

フジロック1日程度なら20Lのリュックで十分と思います。

[ミレー] Millet MARCHE 20 MIS0549 7325 (TOBACCO)

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小さなカバンに入れて持ち歩きたい中身は以下に。

  • 帽子とサングラス

帽子持ってたらほとんど被ってるだろうけど、持ってこない人もいるだろうのでこちらに入れました。日差しを避けるのに重宝するこの子たち。なくても生きてはいけるけれど、ある世界を知ってしまったら、ない世界にはもう戻れません。ちなみに、雨が降ったときは雨具についてるフードを被ると耳のあたりが覆われて音が聞こえづらくなってしまうのですが、帽子をゴアテックスなど防水のハットにしておくと、耳のところは開放されつつ頭から雨にぬれるのを防げるので、日よけにも雨よけにも使えて一石二鳥。

ゴアテックス製品をいちばん手を伸ばしやすい価格で売ってくれていることモンベル

(モンベル)mont-bell GORE-TEX メドーハット Women's 1128511 DKFS ダークフューシャ L
 

 

  • 椅子かレジャーシート

まずもって持ち込みが可能かどうかというのがフェスによって違うので要確認。特に椅子は持ち込み自体が不可なフェスも多いし、持ち込めるエリアが限られていることがほとんど。椅子の選択肢は、重いけど座り心地が良い、軽いけど座り心地が悪い、に加えて、軽いのに座り心地が超良いけれどたたむのが少し面倒、に大別されます。好みに合わせて選びましょう。レジャーシートは何でも構いません。

ずっと使っていた折りたたみ椅子が壊れて昨年購入したヘリノックス。これが上で挙げた3番目の、軽いのに座り心地が超良いやつ。たたむのが少々面倒なのには余裕で目をつむれる快適さ。2016年買って良かったもの第一位に躍り出ました。

Helinox(ヘリノックス) チェアワン ブラック 1822151-BK

Helinox(ヘリノックス) チェアワン ブラック 1822151-BK

 

 

  • 日焼け止め

野外フェスは日焼け止めを塗っても塗っても日焼けするし、何回も塗り直すうちに、その前に塗った日焼け止めがモロモロになってアカみたいに出てくるのがもうイヤでイヤでしょうがないんですけど、でも色白大好きマンを公言しているのに自分が日焼けするのどうなん?って思うのでとりあえず日焼け止めは気づいたら塗りなおしています。とはいえ超絶イエローベースでクソ焼けやすいので意味があるのかはあんまりわからないです!!!今年は日焼け止めのドリンクでも使おうかな。

HACCI1912 オフィシャルサイト / ハニースノー 3本セット

 

会場はだいたいトイレくらいしか手を洗う場所がないので、ご飯の前とか、ご飯をこぼしたときとかに大活躍します。私はウェットティッシュのある世界を知ってしまったので必ず持っています。

 

  • 虫よけスプレー&かゆみ止め

夏フェスに行くと引くほど蚊に刺される性質なので、虫よけスプレーは会場に着いた瞬間に全身に吹きかけます。 それでも刺されるので、かゆみ止めも常備。

今は虫よけスプレーはこれを使ってるけど、冷たくなるので夏には気持ちがいい。服の上から使うタイプみたいですけど(みたいですけどね…)

 

雨が降ると心配なのが携帯などの水没。なので小物はジップロックに入れて持ち歩いています。財布代わりに使っている人も(財布もできるだけ軽くするのが吉。どうせ汚れるので、いい財布は持って行かないほうがベター。私は何年も前にフェリシモで買ったミニマム財布に、現金とカード、身分証明書、交通系ICカードを入れていきます)。地面が土のところだと、雨が降らないと逆に砂ぼこりがすごいので、その汚れからも守れる、水陸両用みたいなところがあるすごい子。これもまた、ない世界がもう信じられないレギュラーメンバーです。

 

  • 冷えピタや首に巻く冷たいタオル

基本的に夏フェスはクソ暑いと思っておきましょう。私は冷えピタを首の後ろに貼ってしのいでいます。なんとなく冷たいかもくらいだし、汗ですぐはがれるけれど、気休め程度に。水にぬらして首に巻くと冷たいタオルもいいですが、水道の少ないフェスだと乾いちゃって意味をなさなかったことも。

 

  • カイロと防寒着

アラバキみたいに春(特に山奥)開催のフェスとか、フジロックみたいに夏のくせに夜が寒くなるフェスとか、本当に意味不明な気温差があるので冷え性の人はカイロを持っていると安心。私は冷え性ではないですが持っています。そのような寒くなるフェスだと一枚羽織れるものがあるといいです。レインウェアを羽織るもアリですが、寒がりな人はあの素材が冷たく感じちゃうかもしれないので、布のものがあると安心です。

 

で、結局優先すべきものは

つらつらと書いたけれど、初めてフェスへ行くという人に、ただでさえ安くないフェスのチケットや交通費、宿代に加えてこれだけの装備を揃えるのはかなり負担が大きいと思います。実際に私も何年かかけてちまちま集めつつ、古くなったものとかをアップデートしたりしているので。

だから持ち合わせの装備がゼロの状態からまず準備するとすれば、雨具に尽きるのではないでしょうか。たとえばフジロックで椅子がなくたって、レジャーシートがなくたって、会場で配っているゴミ袋をお尻の下に敷いたらいいわけで。代用できるものとか、なくても大丈夫なものばかりです。

私のJHFはモテキのロケも行われたものの、色々あって今は開催されなくなってしまったSense of Wonderというフェスなのですが、挙げた中で持って行ったのはホームセンターで買った500円くらいのカッパだけだったと記憶しています。あれから、雨に降られ、携帯が濡れ、酒をこぼし、土の上に寝ころび爆睡するなどして、だんだん荷物が増えました。何が必要かなんて、自分で直面してみないとわからないもの。私のスタメンでも、誰かには不要なものだったりもします。だから、フェスというものへ行ってみてハマったならどんどん集めていけばいいのです。最初こそ、回りが良いものばっかり持っていて驚くかもしれません。でも彼らだって最初から持っていたわけではないと思う。大丈夫です。

今年は初めてフジロックでキャンプをするので、キャンプの際の心構えを必死になって調べているところです。根がインドアなので、アウトドアでいかに快適に過ごせるかを重視ししまうアラサー…。だけどかわいい女の子はフェスにたくさんいてほしいから、最低限の雨を避けれれば楽しめるし、かわいい格好でくればいいと思う!結局ね!

 

フェスでいうと、行ったことあるもので注意したほうがいいなと思うのはSWEET LOVE SHOWERかなあ。とっつきやすいメンツを毎年揃えていて、バスや宿泊のツアーもたくさんあるので気軽に行けちゃうのですが、富士山の麓で開催される=天気が崩れやすいのと、雨が降ったら土壌が沼になるので、雨対策をしっかりしたほうがいいと思います。あとはBAYCAMPもオールナイト開催のくせに屋根が一つもないので、晴れれば最高なんですが、夜通し雨に降られたときのひもじさといったら筆舌に尽くしがたいので、ちゃんとした雨具があると良いかもしれません。ストレイテナーは雨バンドです。

 

もともと音楽こそ好きたっだけれど、青空の下で音楽を聞ける世界を知ってしまったからに、普段は飲み会でしか外に出ない超絶インドアのくせに、毎年どこかしらのフェスには行ってしまう私だよ。その魅力はアイスランドが生んだスーパーハピネスバンドことOf Monsters And Menのこの青空パフォーマンスが教えてくれるはず。

youtu.be

*1:残り半分はテレビの前でアイドルを愛でている

*2:上だけ持ち歩いて下はクロークに入れっぱなしにしていたら、どんどん雨が強くなり、当時まだ暗い曲の圧倒的に多かった星野源を聞きながら、パンツまで雨でビッショビショになったことがあります。